第2ステージを始めることに

57歳で早期退職した後の人生を模索する毎日を綴ります。

景気と香水

最近感じていることは 。。。

香水をつける人が増えた ということです。


私は鼻がいい方だと思います。

パラっとし始めただけでも雨に濡れた道路の匂いが室内でもわかるし、歩いていても風にのってくる梅や桜の花の香りがわかります。


香り過敏症の人や、香水の香りは苦手という人もいますが、

とても疲れている時を除けば、

私は香水の香りは嫌いではありません。

女性がつける甘い香りも、男性に愛好者の多いムスク系の香りも



香りと景気には何か関係があるのではないかと私は勝手に思っています。

スカートの長さと景気には関係があると言われるように…


デフレの時代には、限られた人達を除いて、

香水をつける人がほとんどいなくなりました。

人々がさらりとした感覚を求めるようになったのでしょうか?

匂いを押さえるための制汗剤、足の匂いスプレー等が売れて(それはいつの時代もエチケットでしょうか)、人に関しては無臭に寄っていく傾向があったと思います。


その分、空間に関しては、お香、アロマ等で香りを求めてきました。


食料品や生活雑貨の値上げが相次ぎ、景気が良くなった実感は依然としてありませんが、香水流行の兆しを見る限り、景気が良くなる兆しなのではないか…と期待してしまいます。


私の学生時代は日本のバブル期でした。

20代の若者にも「シャネルの5番」という言葉は浸透していて、憧れの香水でした。

実際、初めてシャネルの5番を鼻に近づけた時、私の想像とは違う香りに少しがっかり…

19番の方が好きかも…そんな時代でした(笑)



龍馬に菊枕を作ったのはおりょうだったでしょうか、どの時代でも香りは大切にされてきたのですね。

 

これは、私の好きな香りです。


けれども、今、私が何の香りに包まれて眠りたいかと尋ねられたならば…

菊花でもシャネルでもなく…


焼きたてパンの香りを詰めこんだ枕かしら

第2ステージ一周して 春

桜の花を見て季節が一巡りしたなぁと感じました。お城の長い塀を見ながらお花見🌸ありがたいなぁと家族や平和に感謝です。


仕事を早期退職して1年が経ちます。


この1年で、前の職場では知らなかったいろいろ人の姿、いろんな国の人達を見ることができました。


朝から野球のユニフォームを着て部活に行く高校生や、朝課外に急ぐ制服の女子高生とコンビニ前で会って爽やかな気持ちになり


大きな声でやり取りをしている、朝まで飲んでいたのだろうと思われる若い男女のグループとアーケード街で会い


壁もドアもない立ち飲みバーで、まだ飲んでいるおじさま方を横目にしながらその前を通り過ぎ


いくつかの雑居ビルでは、ホウキや紙ばさみでゴミを取り、ホースを使って夜間の汚れをきれいに流している高齢の掃除の人達に会います。


全然別の人達ですが、まるで1人の人の人生が流れていくかのように私の眼には映ります。


市役所の待ち合いベンチで手続きの完了を待つ若い外国人の女の子達の集団

あんなに若いうちから、知らない国へ来て仕事をするなんて私に出来たかしら…


外資系半導体企業の立ち上げに関わる外国人。

日本語も英語もわからず、スマホの翻訳機能を頼りに生活していて、係員のいないコインパーキングで機械の不具合により¥10000札を入れたらお釣りが出てこないというトラブルにみまわれ…

それでも再来日して稼いでいく逞しさ


第2ステージの始めは、新しい仕事に慣れることに精一杯の私でした。

アルバイト代で生活費を賄おうと考えていましましたが、前半はうまくいかない月が多くて、生活のダウンサイジングがまだまだだと反省するばかり…


そのアルバイト先では、覚えの悪い私に比べて、大学生達が何倍もの速さで仕事を覚えます。それでも「なんとかなるよ」と自分を励ましながら、どうにか続けてこられました。


後半に入ると、わずかではありますが、アルバイト代から生活費を引いても貯金ができる月も出てきました。

自分なりにお金を大事にしてきたつもりだった

以前の生活は、お金👛を配り歩いていた?あるいは、破れたポケットにお金を入れていた生活だった?…かのように思えたます。



旅行好きの私は、暫くじっとしているとウズウズしてきて、つい旅行に出かけてしまうのですが、旅先で散財すると貯金が¥0どころかマイナスになったりしました💧

まだまだ未熟です。


友人の一周忌の案内状がお母様から届いて、また胸が痛くなりました。

そういえば友人の死去は1年前のアルバイトを始めたばかりの事でした。

友人の私でさえいまだに悲しいのに、ご家族はどれ程の思いで一年間をすごされたのでしょう。



それでも、季節は巡ってくるのです。




時間が悲しい気持ちを少しずつでも持ち去ってくれるといいなぁ…

と思うと同時に、みんなにその友人のことを忘れて欲しくないとも思います。




せっかくの第2ステージです。

悲しんでばかりいるのではなく、どう生きるのかをいつも考えながら、まわりのひとを大切に

していきたいなぁ…


小さなことでもいいので、2年目もまた何か始められたらいいなぁ。。。

大人で良かった!

久々の大人の時間です😄

ビールにポテトチップス、そして本…最高の贅沢。

「大人で良かった~!」

一緒に飲む時に友人が発する言葉ですが、今日はその言葉通りの時間です。


私は今、次女のマンションに住みついています。

ほとんどの日は朝7:00すぎからのアルバイト、

夕方5:00の長女の孫ベビーパピちゃんのお迎え、翌日の保育園の準備、夕食の準備、パピちゃんのお風呂、洗濯などをやって、9:00頃次女のマンションに帰ります。


私も次女も、今年度の4月に今の仕事を始めました。

慣れない仕事で2人とも夕方はぐったりですが、孫(次女にとっては可愛い姪っ子❤)に元気をもらいながら、同時にお世話にエネルギーを奪われて一日を終えます。


今日は、次女が珍しく友達と出かけていて、マンションに戻った私は一人の時間を楽しむことができます。

長女の住む場所から徒歩1分のコンビニでノンアルビールを買い、そのコンビニから徒歩3分の次女のマンションに帰ります。

ポテトチップスを開け、一人でグダグダする時間は幸せそのもの。



私の健康法は、嫌なことがあったら寝てしまう、運動しない、たまにポテチを食べながらビールを飲むという感じ…世間の健康法とは対極にあります。


ワインを愛して止まない私の友人や、日本酒の大吟醸が大好きな大学時代の友人にはピンと来ないかもしれませんが、ビールとは盛大にゲップが出る飲み物です。

人と一緒の時は、音を殺してゲップをもらしますが、一人で飲むときは、ゲップも自由🎵

ワインや日本酒に合いそうな手の込んだおつまみを作る必要もなく、コンビニのスナック菓子で美味しく飲めるビールはすごい発明!


図書館で借りた伊集院静さんの本を読みながら、旅気分に浸りました。

失礼ながら、伊集院静さんという作家を知らなかったどころか、伊集院静さんと伊集院光さんの区別さえついていなかったおバカな私です。

けれど伊集院静さんの本にはどのエピソードにも異国の風が吹いているのを感じました。

出かけたくなる場所ばかり…。

中でも私のお気に入りは『マテ貝』の話。


小学生の頃に一度だけ母とマテ貝を取りに行ったことがあります。

取るのはこの上ないスリルと面白さが詰まったイベントでしたが、食べたらがっかり。

小学生の私には、マテ貝の美味しさはわかりませんでした。


伊集院静さんの食べたフランスのマテ貝はどんな味だったのでしょう…


ビール(ノンアルだけど)片手に、自分時間が過ごせて…本当に大人でよかった😊