第2ステージを始めることに

57歳で早期退職した後の人生を模索する毎日を綴ります。

秋のくだもの ~梨~

梨は私の家族に人気ナンバーワンの果物です。

私にとっては、イチゴがダントツNo.1ですが、家族は梨の季節を心から楽しんでいます。

と言っても、私も梨が嫌いなわけではありません。果汁が滴る果物を食後に頂くのは最高です。


今年、数十年(大袈裟ではなく)ぶりに、二十世紀梨を頂きました。

私が子どもの頃に人気のあった品種です。

最近あまり出会わないなぁと、思っていたところ、見つけました。

ふるさと納税で。

昨年、ふるさと納税のあまり枠を利用して、申し込んだことをすっかり忘れていたのですが、今年の秋に送ってきました!


皮が薄くて、酸味のある果汁たっぷりの二十世紀は、私が記憶していたままの美味しさでした。

野菜も果物もいかに糖度を高くするかに重きを置かれる今日この頃ですが、私は二十世紀梨のしつこくない上品な甘さと、爽やかな後口、シャキシャキとした食感がとても好きです。

農家の方に電話して、ありがとうと伝えたい気持ちでした。


これよりも更に上をいく梨は…

いつか一緒に話をしたことのある方が言っていました。

「品種改良で、梨の種類が増えて、なかなか美味しい梨も出てきた。でも、梨農家で育った私が、何よりも美味しいと思うのは、ラ・フランスよ。」


それは、私にとって衝撃的な一言でした。

見た目も味も、日本の梨とはかけ離れているラ・フランスと比べるなんて。

バナナとイチゴを比べるているにような感じさえ受けました。

きっと、巷にありふれた果物しか食べたことのない私と、研究段階で市場に出回ることのない物も含めて様々な梨を食べたことのある人との違いなのでしょう。


確かにラ・フランスを食べ頃ぴったりの時期に頂くと、なかなかの美味しさです。

その、ぴったりの時期を当てるのは困難を極める、なんて思うのは私だけでしょうか。