第2ステージを始めることに

57歳で早期退職した後の人生を模索する毎日を綴ります。

手渡しオマケの幸せ

叔父が理髪店をしていた頃、へぇ~と思った出来事がありました。


髪をカットしてお金を払った少年に、叔父が「はい、オマケね。」と、受け取った代金の中から100円を手渡した時の事でした。

(いやいや、昭和の子供なら喜んだでしょうけど、ゲームや携帯電話を持つ時代の子供だよ。それっぽちのオマケなんて嬉しくないでしょう…)と、眺めていましたが、少年は無邪気な笑顔で100円玉を受け取って帰って行きました。


先日、久しぶりに実家から車で5分の大きな橋の根元にある、繁盛してなさそうな店(ごめんなさい)に立ち寄りました。

観光地の土産物を売る店で、私が子供の頃には、たくさんの観光客で賑わっていたものでした。

そこで単身赴任の長女のお婿さんに持たせたいお菓子を数点持ってレジに出すと、「現金ですか?カードですか?」と尋ねられて(・_・?)となりました。どう違うの???手に持っていたクレジットカードを見ていると、

「カードはこちらの手数料がいるので、現金のお客さんには、その分値引きしてるのですよ😃」と、レジのおじいちゃんに言われました。

普段はポイントが貯まる楽しさでカード払いするのですが、「では、現金で。」とお金を渡すと、300円の消費税を240円にしてくれました。

どんなカラクリか私にはわからないけれど、(ラッキー)と、気分良く帰ろうとした途端、「お客さん、ちょっと!」と、呼び止められました。


えっ?! 私、何かした?… と、ふり返ると


「これ、オマケだから。」と、チョコ菓子を手渡されました。


税金をマケて、さらにオマケ??


店も昭和レトロな、シャレてないお店だけど、もてなし方も昭和レトロ。

心がじんわり温まりました。



帰り道は、パピちゃんの保育園へのお迎え時間を気にしながらも、ゆったりとした気分で海沿いのドライブを楽しみました。




手渡しのオマケは子供でも大人でも嬉しいものです。