コスパ 1
先日久しぶりにたくさん飲みました。翌日、通常営業ができない程に。
友人の友人…私の中ではすっかり私の友人でもあります…その可愛らしい女性が一人でやっているお店で、飲みました。
「隠れ家」という意味の外国語の名前を持つそのお店は、化粧室やカウンターにオシャレな演出があり、クリーミーな泡をのせた美味しいビールが出てきます。
店内の洋風な演出から想像すると、いい意味で裏切られる和食が出されます。
山芋の梅肉和え、桜の塩漬けを飾った一口赤飯、あぶり枝豆、煮ごぼうの揚げ物…
高価な材料は使ってないかもしれませんが、どれも美味しいのです。
中でも美味しいのは 白あえ。
メニュー表はなく若い人達の姿はほとんど見かけないお店です。
料金は安くはありませんが(いえ友人と行く時は安いかもです)、私にとってはサービスと値段がうまく合ったお店です。
高くて美味しいお店は、当たり前です。
ものすごく高くて普通に美味しいお店もよくあります。
値段が高いだけで有難がる人もよくいます(私はごめんですが…)。
けれども、彼女の店のようにうまく釣り合いのとれたお店にはあまり出会いません。
「コスパ」という言葉で表現するとすれば、「コスパ的に優秀な店」と言えるのかも。
アルバイトから帰る途中で桜の花を見つけて、お店のカウンターに小さな桜の盆栽を置いていた友人の言葉を思い出しました。
「今からの若い人達は舌も肥えてるし、値段が高いからいいものという価値観はあまり持っていないと思うの。私(の店)はこのままでいこうかなと思うの。」
ブランド物の時計や服に憧れ、値段が高い程価値があるかのように多くの人が思っていたバブル期に学生時代を過ごした私です。
私よりも何歳か下の友人に、はっとさせられます。
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