第2ステージを始めることに

57歳で早期退職した後の人生を模索する毎日を綴ります。

北のおいしい旅2 ~小樽・札幌~

ホテルソニア小樽の朝食は嬉しいことに、ブッフェスタイルでした。

私はほとんどの朝がパン食🍞なのです。

ブッフェでもパンを選び、バターは2カップ使います。

サラダは、レタスやトマトなどの生野菜にひじきの煮物やごぼうのきんぴらといった和食惣菜をのせて、ドレッシング控えめで食べるのが好きです。

私のパートナーは普段パン派なのに、旅先ではなぜかご飯派になります。



朝食を済ませて身支度を整えると、荷物をフロントに預けて運河周辺を散歩しました。


平日で通勤の車が多く、どこまでが車道なのか私達にはわからない道路を仕事に急いでいるのがわかりました。



次女にリクエストされていたルタオのお菓子を買いにオルゴール堂を目指しました。

ルタオではバレンタインデーも近いので、いろんな友人たちにチョコレートのお菓子を買って、荷物にならないように宅配便で送りました。

お土産やお土産話はとても嬉しいものですが、私は荷物を持つのが得意ではありません。


忘れっぽい私は、お土産を買おうものなら、自分の持っていたバッグをお店に忘れて来てしまい、2つめのを買うと、今度は1つめのお土産を置いてきてしまうような感じです。


ですからお土産をいくつも買う旅では極力同じお店で、渡したいすべての人の分を買ってその場で宅配を頼むのです。


そう言えば高校の修学旅行でも、お餞別を頂いた近所の方々のために、そうしました。

忘れっぽいのは年齢のせいではなく昔から…?




ルタオの後は、オルゴール館で美しい音色を聴いて、パピちゃんにメリーゴーランド🎠のオルゴールを買おうかと悩んで、

悩んだだけで買う勇気なしでした。

力の強いパピちゃんは壊してしまいそうなので…




一服しようと、六花亭の2階でシュークリームと「雪こん」というチーズ入りのクリームをチョコレートクッキーで挟んだお菓子でおやつタイムです。

コーヒーは100円で、セルフサービス、お代わりOKです。

お財布に優しいカフェタイムでした。

六花亭さん、ご馳走さまです。


快速列車で小樽の景色にサヨウナラをしながら札幌へ向かいました。

地下鉄大通駅からすぐのホテルリソルトリニティ札幌に着くと、エントランスホールでウェルカムアロマに癒されました。

ロビーにはガスの暖炉が温かく燃えて、アロマハーブが辺りに広がり、ゆったりとソファーでくつろげるスペースが作られています。


お部屋で紅茶を一杯飲んだ後、旅の本命とも言ってよい「サッポロビール園」へ向かいました。

ウェブ予約の際に「ビールタンクの見える席を」とお願いしていたら、ケッセルホールの一番よい席を準備してくださいました。

雰囲気も良く、ビールはもちろん、料理も美味しくて素晴らしい夕食でした。


北のおいしい旅 ~小樽~

久しぶりに書こうという気になるのは、パピちゃん(孫ベビー)のお世話をしなくてもよい、大人時間の持てる旅先だからかもしれません。


今日は夫と二人で小樽に来ました。

私にとって、お店初北海道です。

お昼に新千歳空港に着いて、空港のラーメン屋さん「一幻」に入りました。

隣席の男性が塩ベースのラーメンを美味しそうにすすっているのをちらり…

いいなぁ、私のも早く来ないかなぁ…


お店のスタッフが慌てて近づいて来て

「スミマセン、間違って塩を出しました😅すぐに取り換えます💦」


隣席の男性が突然私の方に顔を向けて

「こんな事もあるんですね。チャーシューと半熟卵も食べとけば良かった~。これだけ混んでたら間違うこともありますよね(笑)」


出張で青森から来たというその男性と、少しおしゃべりして、青森の良いところや美味しいものを教えて頂きました(ありがとうです😆💕✨いつか青森も訪れます)


私達二人も味噌ベースのエビラーメンを食べました。

エビの香りと出汁が口いっぱいに広がって、何ともいえない幸せ。

半熟玉子やチャーシューを時々挟みながら、スープの絡んだ麺を最後までおいしく完食しました。


新千歳空港からJR快速で小樽駅までは白樺の林や海を眺めながら列車の旅を楽しみました。


小樽駅で降りてスニーカーをスノーブーツに履き替えました。

駅前の三角市場を覗いた後、歩いてホテルへ。

道々公衆電話のボックスを取り囲んで積もった雪をパチリ。

除雪後溶けた水で雨の日のような道路

半分溶けた雪がかき氷の器の最後のような道路

滑らないように雪を踏みしめる道路

駅から徒歩8分の道のりは変化に富んでいて楽しめました。





「ホテルソニア小樽は典型的な古いビジネスホテルだと思っていたら、古さが落ち着きを醸し出す、とても居心地の良いホテルです。

部屋は改装されてバスルームも真っ白で清潔です。


窓から運河沿いの倉庫街が見える部屋を案内されました。部屋からの眺めは小樽運河の目の前で素敵です。

最上階の大浴場ラウンからは更に美しい眺めです。(ありがとう😆💕✨)





荷物を置いてホテルに設置された数種類の紅茶からえらんだミントティーで一服。

ミントのフレーバーが爽やかでリフレッシュできます。

北海道らしいおもてなしです。

何度も利用したくなるホテルです。



上着を手にして、すぐに出かけました。

日曜日だし、雪も降り始めたし、混雑しない時間に早目の夕食をとることにしました。

ホテルの方に勧めていただいたお寿司屋さん「和楽」。

小樽と言えば寿司…ネタはどれも文句なく新鮮です。

まだほの温かいシャリは、余程急いで作ったのでしょうか、それともお客さんの出足が予想よりも早かったのでしょうか…(笑)

私の地元九州よりも少しだけ砂糖控えめですが、私の好みではあります。

ネタの魚が煮えないうちに急いでほお張りました…ん~最高!

ホタテはこれまで食べた中で一番の美味しさ!!

サッポロビール生は、苦味が効いていながら口当たりは軽めで(こんな表現が的確かはわかりませんが)、出来立て“新鮮”です。



食後、美味しいソフトクリームでも食べたいところでしたが、足元の悪い中、お店まで行くまでの熱意はありません。

ホテルの部屋に戻り、小腹がすいた時のために持ってきた甘いものと熱いコーヒーを頂きました。



幸せな一日目でした。


暖かい部屋とふかふかのベッド…

有難いことです。


手渡しオマケの幸せ

叔父が理髪店をしていた頃、へぇ~と思った出来事がありました。


髪をカットしてお金を払った少年に、叔父が「はい、オマケね。」と、受け取った代金の中から100円を手渡した時の事でした。

(いやいや、昭和の子供なら喜んだでしょうけど、ゲームや携帯電話を持つ時代の子供だよ。それっぽちのオマケなんて嬉しくないでしょう…)と、眺めていましたが、少年は無邪気な笑顔で100円玉を受け取って帰って行きました。


先日、久しぶりに実家から車で5分の大きな橋の根元にある、繁盛してなさそうな店(ごめんなさい)に立ち寄りました。

観光地の土産物を売る店で、私が子供の頃には、たくさんの観光客で賑わっていたものでした。

そこで単身赴任の長女のお婿さんに持たせたいお菓子を数点持ってレジに出すと、「現金ですか?カードですか?」と尋ねられて(・_・?)となりました。どう違うの???手に持っていたクレジットカードを見ていると、

「カードはこちらの手数料がいるので、現金のお客さんには、その分値引きしてるのですよ😃」と、レジのおじいちゃんに言われました。

普段はポイントが貯まる楽しさでカード払いするのですが、「では、現金で。」とお金を渡すと、300円の消費税を240円にしてくれました。

どんなカラクリか私にはわからないけれど、(ラッキー)と、気分良く帰ろうとした途端、「お客さん、ちょっと!」と、呼び止められました。


えっ?! 私、何かした?… と、ふり返ると


「これ、オマケだから。」と、チョコ菓子を手渡されました。


税金をマケて、さらにオマケ??


店も昭和レトロな、シャレてないお店だけど、もてなし方も昭和レトロ。

心がじんわり温まりました。



帰り道は、パピちゃんの保育園へのお迎え時間を気にしながらも、ゆったりとした気分で海沿いのドライブを楽しみました。




手渡しのオマケは子供でも大人でも嬉しいものです。